インサイドヘッド

こちらはDVDで観ました。ディズニー好きなので期待してました。なんか、ダメだった。
まず、ほぼ主人公なのにヨロコビが意地悪すぎる。カナシミに対してすごくキツい当たり方をしてる。カナシミの周りに円を書くんだけど、
円の中から出るな。お前の仕事は円の中でじっとしていることだ。
と言ってる。こんなこと普通の職場でやらないよね。リストラするの嫌だから自分から辞めるように追い込んでる、パワハラみたいなものじゃん。
また、分厚い説明書みたいな、つまらない本を無理やり読ませて、
あなたはいいわね〜 そんなに楽しい本を読めて!あたしは仕事よ!人生って不公平だわァ〜
みたいな事を言ってみたり。これ、ほんとにディズニー映画?ヨロコビ、ほんとに主役なの?って思いました。カナシミを馬鹿にしすぎだし、なんて意地悪なんだろう。
カナシミだって好きでカナシミとして生まれたわけじゃないんだろうし。ヨロコビはたまたまヨロコビとして生まれただけなのに。なんで、 私のがヨロコビだから格上! みたいな精神してるんだろう。
それもそうだし、ひっきりなしに喋ってて、うるさい。モンスターズインクのマイク的なうるささ。お前は常に喋ってないと死ぬのかよ
みたいなものを感じた。なにかにつけてカナシミがなにか触ろうとしたりするとすぐ止めに入ったり、なにかやらかしたら あーあ またやらかしたよこいつ みたいな表情ばっかりするし。
基本ヨロコビ視点で進んでいきます。もっとカナシミ視点も取り入れて、ストーリー進めた方がいいと思いました。全体的にヨロコビがカナシミ全否定なので腹が立つ。
なんだか、生きている限り悲しみという感情は切り離せないものなのに、その感情を負とする、悪とするヨロコビの決めつけが嫌でした。思い出のボールを全部ヨロコビの色にしようとしてる。イライラ、ムカムカ等その他の感情じゃダメ!!みたいな、押し付け。人生はヨロコビばっかりじゃなきゃ!!みたいな。人生色々あるよ。ヨロコビばかりが人生じゃない。あたしなんかカナシミばっかだよ。
だからあんまり、移入できませんでした。ヨロコビが1番嫌なキャラクターでした。イライラの方が全然好きだわ。そんな感じでがっかり作品でした。映像的にはカラフルで可愛いんだけど、とにかくヨロコビが、、、主人公だからずーーっと映ってるから、辛かった。映ってる間おしゃべりが騒がしいし。
こんなに意地悪な主人公のディズニー作品もあるんだなあって感想でした。期待はずれ。劇場に行かなくてよかった。